サイクリング:美ヶ原から蝶ヶ原林道

望月が自転車で走った記録として残しておきます)

長年行きたいと思っていた蝶ヶ原林道。
お天気が安定しているとの事でやっと行ってきました。
今回はColnagoのシクロクロス車 World Cupに35cのタイヤを付たものを使用。
車重は重くなりホイールも標高差1,300m以上の上りにはつらいものがありますが、半分はダートなので必要になります。

出発は上田市武石の美しの湯から。しばらくはだらだら上りが続きます。松本方面からツーリング中のオートバイが多く走ってきます。


県道の武石観光センター前を通過し美ヶ原に向けてのきつい登りが始まります。



途中、景色の良い所を通過しますが、残念ながら今日は雲が多くて遠方は見渡せません。逆に暑くなくてよかったのかもしれません。



出発から2時間で美ヶ原。何度も来ていますが、牧場を通り松本市側の王ヶ頭まで行くのは初めてです。途中の美しの鐘の前で一応記念写真を撮ります。以前もここまではロードバイクを押して行きました。この先は今回はじめてです。



長野のローカルTV各局のアンテナが立ち並ぶ下で本日初の休憩。眼下には諏訪湖もちょっとだけ見えましたが、富士山や南アルプスは雲のなかでした。



風も強く寒いので休憩もそこそこにして先を急ぎます。美ヶ原のヒルクライムレースで有名な駐車場を過ぎて武石峠まで一気に走り抜けます。途中の景色はなかなかのもの。松本を下に、乗鞍岳や穂高連峰、槍ヶ岳の稜線がよく見えます。乗鞍岳は雪渓も見えました。


まもなく武石峠に到着。武石側にそのまま少し下って蝶ヶ原林道の入口です。一般車通行止めの看板があります。ここまで来て引き返すのもと思い、自己責任で入ります。


最初はなんてことはない舗装路がつづきますが、さらにゲートがあり、そこから先が岩だらけの道になります。サス付きのバイクやマウンテンバイクなら問題ないのでしょうが、私は何も無しです。太めのタイヤ(35c)だけでは過激な振動が体に伝わります。腰を上げてひたすら振動を吸収しながらのライドです。


三才山トンネルを抜けた道路が見えたり、烏帽子岩と呼ばれる奇妙な形の岩を見たりしながら進むと、三才山峠です。峠を過ぎて少し行くと、いつも三才山トンネルの上田側の道路からよく見えるところにでました。




はるか眼下に橋が見え小さい車が走っています。三才山トンネルを通るときに見上げたでしょうか、この場所。長年行きたかったところなので、まあやっと実行できました。少し進むと林道をふさぐように倒木がそのままになっていました。自転車は問題ないのですが、バイクは大丈夫なのでしょうか。わかりませんが、このへんは落石も多くてかなりガレています。




三才山峠はだいたい蝶ヶ岳林道の半分くらいのところです。さらに少しの上りやちょっとした舗装路を走ると、見覚えのある保福寺峠下の林道の出口です。
自転車であれば今回のように武石峠から保福寺峠に抜けるほうが下り基調なので楽です。逆のコースだと上り&荒れた路面でかなりつらいはずです。
保福寺峠側にはキノコ採りなのか軽自動車が入ってきてました。



アスファルト舗装された保福寺峠をかなり下ると保福寺林道の入口です。林道はまた未舗装ですが、こちらは比較的砂利が少なく走りやすいかもしれません。下って上ってを繰り返して、ふたたび舗装路へ。そのまま下って鹿が温泉のお湯で傷を癒やしたという昔話がある鹿教湯温泉です。




そういえばこの舗装路に出る前に2頭のまだ若いニホンジカを林道で見ました。最近はシカの害がよく報道されていますが、昔からこの辺りにはシカがいたということになりますね。鹿教湯温泉も地盤沈下が激しいようです。

交通量が多い県道をひたすら走り、最後の難関の、所沢峠へ。わずか300mくらいの上りですが、すでにオフロードの走りで体力が削られています。シカから畑を守るためでしょうか、獣害防止用の柵を開けて本格的な上りに入ります。




300mとは言え、10%くらいの坂が2.5k続きます。ギアは32Tを用意してあるとはいえ、ホイールは重くなかなか進みません。汗だくになりながら20分くらいで何とかクリア。ここさえ越えれば後は下るだけ。入り口と同じく武石側の獣害防止の柵を開けて県道にでました。 500m走れば出発地点の美しの湯。距離も獲得標高も、ロードの場合はそれほどではないのですが、未舗装の道がけっこうありなかなか大変なコースです。疲れた体を温泉で休ませて、帰路につきました。




走行データ:
距離 68.0km
実装時間  4:26:29 
獲得標高 2,099m