12月21日 車山で研修会その2

昨日に引き続き一日良いお天気でした。
明日はやっと1週間遅れで峰の原のスキー場のオープンになります。ただしいつものようにシーズン初めは1コースのみです。人工雪がベースでけっこう凸凹しているので、コンディションは正直良いとはいえず、早く天然の雪で全面滑走可能になってほしいと思っています。

車山から。遠くに根子岳と四阿山がよく見えました。


昨日の車山の研修会、実践的な研修内容でした。いろいろと皆さん考えがあるので、すり合わせというのが必要ですね。公認校であればなおさらです。ただし、滑りの多少の違いはあったとしても、基本的には滑りは一緒です。細かいところまで見れば違っているのでしょうが、その違いを許容するのがテレマークスキーですし、テレマークターンだと思います。


これからシーズン半ばにかけて4か以上で研修会が行われるわけですが、2年に一度の義務ですから、指導員はたくさんいるということになりますね。今回でも30名弱の参加でした。テレマークスキーが最近やり始める人が少なくなってきていますが、現役の指導員の数は増えていってますから全国どこでもレッスンが受けられる体制になってきていると思います。指導員の立場もさまざまで、専業としている人もいれば、ボランティアで教えている人、アルペンスキーのスクールでアルペンスキーと一緒にテレマークスキーも教えている人、などです。


最近、テレマークスキーの人気がないようにかんじます。難しいとか道具が高いとか、ATスキーが軽くて滑りやすいし簡単だから、など色々と理由があるように思います。

このブログを見ている方はすでにテレマークスキーをやっている方が多いと思いますが、テレマークスキーというかテレマークターンは、長い間忘れ去られていた技術でした。アルペンスキーの台頭で歴史から消えていたのを、アメリカのコロラドでリック・ボコベックさんをはじめ5人のガイドが再びやり始めたのがスタートだと言われています。

この歴史から消えてしまったという事実はおおきいことです。ふたたび歴史は繰り返されるのか、もしかしたらテレマークターンをやる人自体がいなくなってしまう可能性もあるのかもしれません。ATスキーが山で滑る道具としてメインとなってしまった今、指導員だけが増えているように感じてしまう現状にちょっと危機感を感じた研修会でした。


今日もブラックダイヤモンドのセントイライアスwithステップカットで、クロカンコースを歩いてきました。モデルはフクナガの一美さんです。ただ歩くだけでも楽しいのもテレマークスキーの魅力の一つですね。


ではでは!