1月18日 昔ノルウェーの首都はクリスチャニアだった

予想通り、今日のゲレンデはガリガリ。冷え込みは少なかったものの、圧雪を夜かけているのでそのまま冷え込んで固く締まった雪になっていました。それに加え午前中はガスが濃くてホワイトアウト状態。テレマークターンには難しい状況でした。

そんな悪条件の中、今日は1日フルレッスン。受講していただいたみなさん、お疲れ様でした。私も座ったのが20分だけという、最近はあまりない1日でかなり疲れました。明日は1日お休みになりそうです。



こんなガリガリの時に私は良くレッスン時に申し上げるのが、テレマークスキーはテレマークターンも、アルペンスキーのように脚を揃えたターンも、両方できるスキーなんですよ、ということです。

アルペンスキーじゃないから、アルペンターンという言葉よりも、できればパラレルクリスチャニア、とか、面倒なら脚を揃えたターンという言葉を使って欲しいです。

今日の夕方です。

前にも掲示板に書きましたが、テレマークスキーはスキーの原型です。もともとノルウェーのテレマーク地方でスキーを楽しまれるようになったのがレジャーとしてのスキーの出発です。アルペンスキーはそのあと、ヨーロッパアルプスの地方に伝わり、急峻な山が多いアルプスの山で滑走するのに都合が良いようにかかとを固定してアルペンスキーが出来ました。

そしてその原点のテレマークスキーでノルウェーの人々は脚を揃えても滑っていたのです。テレマークターンを実際にしていたのかは、どうも定かではないようです。(ジャンプの着地後の停止の時にやっていたようですが)なので脚を揃えて滑るのは歴史的に見てもテレマークスキーにあった滑り方ですし、それはアルペンスキーができる前から行われていたのでアルペンターンではないのです。

参考リンク → クリスチャニアとは



ですから、もっと積極的にテレマークスキーで脚を揃えて滑ってください。条件が悪くなったり疲れてきたらなおのことです。スキー文化としてみても正しい滑り方なのですから自信を持って滑って欲しいです。

テレマークスキーがスキーの原点であることをみなさんに知っていただきたいと長々書いてしまいました。

窓の霜の写真は昨日の続きで、林の写真は今日の夕刻です。

ではでは!