昨日はここの古紙回収の日。
持っていてもほとんど見ない読まないカタログや雑誌・本をこの際に整理しました。
そこで久しぶりに手にとって見たのがこのテレマークスキー協会の年報です。
ページを開くと、今年の冬に亡くなられてしまった北田さんの論稿が巻頭にありました。
この年報が出たのは2005年11月です。
そして北田さんの論稿は2004年の11月に全日本スキー連盟の中央研修会での講演の全文でした。
今日は11月30日。
2004年からもう18年が過ぎますが、今読んでも納得するところがたくさんです。
この頃はまだテレマークスキーも全盛のとき。
ATは重くてまだまだ洗練されていない時代でした。
今や、このときに北田さんが危惧されていたことが現実になってきているような気がします。
バックカントリースキーは、今やテレマークスキーよりも軽いATスキーにほとんど変われてしまいました。
そして、その手軽さからバックカントリーは以前よりもまして沢山の人が楽しむようになりました。
もうずっと悩みでもある、現在のテレマークスキーの立ち位置の不安定さ。
18年前の北田さんの文章を読み直して、いかにバランスを保つのが難しいかと思います。
あちらもこちらも、あって然るべきなものなのに、自分たちの指向とは別にどんどん偏りが激しくなっているのが残念です。
テレマークスキーもバランスが大切ですが、テレマークスキーの世界もバランスが大切だと思います。
明日からは寒気流入で暖かい日もおしまいのようです。
雪は降るかな。
ではでは~