3月21日 雨ですが、今日はライチョウのお話


 今日はお昼前から雨が降り始め、今もかなり強く降り続いています。

そして雪も少しずつ溶けていっています。

根子岳もどうなっているのでしょうか。

それでも今日はお二人のテレマークスキーの体験企画をご利用くださいました。

雨と風という悪条件のなか、頑張ってくださいましたよ。お疲れさまでした。

またやっていただけたら嬉しいですね。

今日のスキー場。いかにも春の雰囲気
峰の原のNinjaスキー場も残りは来週末の2日間の営業のみとなりました。


さて、今日はライチョウのお話。

3月17日の朝日新聞のローカル紙面の記事に火打山のライチョウの記事が載っていました。

火打山は毎年ツアーで行くなじみの山です。

この記事には、火打山のライチョウは北限のライチョウだが温暖化などでイネ科の植物が増ることでライチョウの餌になるコケモモが減少。

その結果、ライチョウも少なくなっているとあります。

2013年の火打山のツアーで撮影したライチョウのメス



またミヤマハンノキも増えてライチョウの餌場の環境も悪化したと書いてあります。

環境省はこのイネ科の植物の刈り取りをすることで、ライチョウの生息域の環境改善をすすめるということでした。

火打山のライチョウは、T.M.N.のツアーでも目にすることがありました。上の写真は2013年にライチョウ平(火打山の手前の平らな尾根)で目撃したものです。

記事には、約10年前から見かけなくなったということが書いてありますが、私達はそれより後に見たことになります。


根子岳のミヤマハンノキ
老木で幹が割れ始めています


そして増えて困っているというミヤマハンノキは、先日のブログでご紹介した根子岳でもよく見る木です。

3月11日 鎮魂の日


記事には低木と書いてありますが、根子岳では老木と思いますが、結構大きい木です。

この木も火打山ではライチョウの生息に影響を与えているのですね。

ライチョウは、T.M.N.のツアーでも乗鞍や立山のツアーでお馴染みですが、絶滅が危惧されている貴重な鳥です。

でもノルウェーでは普通に見られる鳥で、日本のキジのようにハンティングの獲物になっています。

扱いの違いにびっくりですね。

google画像検索:JEGER norge Rype


日本のライチョウも乱獲によって数が減ってしまったとか。

ノルウェーのライチョウもそんな事にならないことを祈ってます。


ではでは〜