久しぶりにノルウェーのお話です。
ノルウェーは石油の輸出や電力の輸出で資源国と思われていますが、なんと、人口が多い南部地域では今年に入って電力料金が史上最高になっているようです。
リンク:ノルウェー南部で電気代が史上最高値を更新
一部、政府からの補助金が入っているとのことですが、ちょっとびっくりなお話です。
そして、冬を前にしてスキー場がこの電力料金高騰の影響を受けているようです。
日本もそうですが、この時期に人工降雪機を動かして雪を作るのが、シーズンのはじめに人をスキー場に呼ぶために重要です。
日本でもすでに軽井沢や志賀高原の横手山も人工雪でオープンしていますね。
ノルウェーでは、今、この電気代高騰のために降雪機を動かせないスキー場が多くなっているようです。
となると、シーズンが短くなるということで、クリスマス休暇や4月頃のイースター休暇で営業が難しくなるかもしれないということです。
人工雪が春のシーズンに関係あるのか?と思いますが、人工雪は硬くしまった雪なのでなかなか溶けにくいのです。
なので春先に自然の雪よりも保つんですよね。
峰の原でもそうで、春になると人工雪のところが一番遅くまで雪が残っています。
政府は企業向けの電力支援を検討しているようですが、あれだけの資源国で電力も輸出しているような国で、人工雪を作るのが大変だというのは驚きですね。
私が1996年のシーズンに過ごしたハーフィエルスキー場もシーズン中でも人工雪を巻いていましたね。
あの年は雪が少ない年で、私はすごく硬い人工雪でもまれました。まあそれがよかったかもしれませんが。
日本でもリフト券の値段がかなり上がっているところがありますね。値上げはリフト券だけではありませんので、スキーがさらにお高いスポーツになっていきそうです。
ということで、今日はノルウェーのスキー場の写真1枚載せておきます。
ストゥリンサマースキー場です。
ではでは~