2月19日 バックカントリースキーの大衆化

先日のかぐらでの行方不明だった2名の方々が無事発見されてよかったですね。

この前の鍋倉山のツアーは、山頂にお昼前に到着したら、山頂に数えてみると50名ほどの人が集まっていました。すでに滑り降りている方々もいましたから、もしかしたら100名近く上って滑っていたかもしれません。

最近はスノーボードの人が増えたと感じます。鍋倉山は山麓が平らなところが多くて、勝手にスノーボード向きではないと思っていましたが、関係ないようです。良いところには自然に人が集まると思いますし、それだけ鍋倉山が魅力的なのだと思います。

そして山頂の賑わいを見て、バックカントリースキーやスノーボードが、ずいぶん普通の楽しみ・レジャーになってきたんだとも思いました。題名にかいた大衆化です。

2019/2/17 鍋倉山山頂


道具が良くなり、だれでもコンディションをあまり関係なく楽しめるようになってきましたし、ネットやSNSで情報は得られGPSで現在位置はわかりネットでダウンロードしたトレースをたどれば安心です。

携帯電話をかければヘリコプターが飛んできますし、保険に加入していれば遭難費用も工面できます。

以前は厳しい冬山登山の一部だったものが、いまは誰にでも簡単に楽しめるようになったたということでしょうか。

その分、自然の厳しさをあまり感じなくて来ている人もいるかもしれません。遭難するとは誰も思っていないでしょうが、意外と身近にあるということを今一度肝に銘じたいです。

自然は決して大衆化しません。自分の身を守るためにも、滑走技術や安全技術の向上・そしてリスクを少しでも低減するように道具の管理や行動すること、ガイドやリーダーに盲目的に従わずいつもどう判断しているか自身で気にしておくこと、これらを心がけてツアーに行ってほしいです。

ではでは